熱海市は2月14日、平成29年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比2・7%増の185億8500万円で4・97億円の増加。最近10年では2番目の規模。特別会計と公営会計を合わせた予算総額は0・3%増の376億3163万円(同)。歳入は市民税、入湯税を含め0・9%減の96億6600万円を見込んでいる。
日本でナンバー1の温泉観光地づくりの目玉として、およそ9千4百件あるリゾートマンション及び別荘所有者に配慮し、専属の職員1人を「別荘コンシェルジュ」に配置したり、専用ネット回線設置などに500万円を盛り込んだ。また市チャレンジ応援センター「A-biz」の機能強化に1800万円を充て、専属アドバイザーを公募する。学校施設の改修では初島小中学校に1億2895万円、多賀中に9500万円。初の認定こども園新設に6156万円、火葬場施設の全面改修に1億3000万円を計上した。一方、難航している旧岡本ホテル跡地に市民ホールや図書館などの複合施設を整備する「熱海フォーラム」は計上していない。斉藤栄市長は2月21日の施政方針演説で説明したいとしている。
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