熱海市のホテルニューアカオ(赤尾宣長社長)は4月6日、観光庭園「アカオハーブ&ローズガーデン」に新しいカフェを建設すると発表した。場所は世界最大の盆栽「鳳凰の松」がある日本庭園「天翔」の海側部分。設計は2020年東京五輪の新国立競技場をデザインした世界的建築家の隈研吾氏。
カフェは木造平屋建てで、設置面積は約140平方メートル。柱は使わず、建物の中心に8センチ角のヒバ材を積み上げて屋根とつなげる構造で、強度を高めるため、炭素繊維のワイヤを張る特殊な構造の木造建築になる。コンセプトは「自然と共鳴した空間」。四方はガラス張りで、室内からは海や庭園が見渡せる。店内では飲食物や雑貨の販売を行う。オープンは9月中旬の予定。
問い合わせは☎0557-82-1221へ
◆アカオハーブ&ローズガーデン 1988年に「曽我森林自然公園」として開園。当初はハーブが中心だったが、その後イングリッシュローズやオールドローズなどが植栽され、現在は25万坪の敷地に12ガーデンが設けられ、約600種4000株のバラが四季を通じて楽しめる。入園するとまず園内バスで一番上まで移動し、降車した後は各ガーデンを散策しながら下る。ローズフェスティバルは3月25日から7月9日まで。
◆優秀庭園賞 2015年、39カ国のバラ会が加盟する世界バラ会議で民間初の「優秀庭園賞」を受賞。
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