【社会】初島中の唯一の卒業生、高校進学で「島に別れ」

熱海市立初島中学校の唯一の卒業生である萩原奏映さん(15)が4月5日、三島市内の高校に進学するため、15年間過ごした故郷から熱海港行きの船で島を離れた。初島港で初島小中の後輩、教職員などおよそ50人が見守るなか、船に乗り込み、色とりどりのテープを持って「ありがとうございました」と手を振り続け、巣立っていった。「今まではずっと学年で1人でしたが、勉強をしっかり頑張りたい」と自らを励ました。
萩原さんは、併設の小学校と合わせ、児童・生徒が5人の同校で唯一の卒業生。初島中は昭和47年に市立熱海中の分校から独立し単独校になった。卒業生は同57年の8人が最多で0人の年も数回あり、今年の送り出しは1人。静岡県で唯一の有人島の初島の人口は200人(2月末)。高校がないため、中学を卒業すると島を離れ、親戚の家や寮で生活しながら県内外の高校に入学する。50年ほど前から続くお別れセレモニーで多くの島民が経験しているという。
写真=初島食事処うえの・ 萩原利美さん提供



初島小・中学校

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