
ゴールデンウイーク(GW)3日目。熱海市内では家族で楽しめるイベントが各所で開かれる。来宮神社では午前11時から、ご神木・大楠前で大楠祭があり、巫女(みこ)が「大楠の舞」を奉納する。大楠の舞は、歌人佐佐木信綱が詠んだ「来宮は樹齢二千年の大樟のもと御国の栄え祈りまつらむ」という歌にちなん30年前につくられた。十二単(ひとえ)に身を包んだ巫女が生田流筝曲宮城会・山形社中が奏でる琴と歌、太鼓、笛に合わせて優雅に舞う。この舞は、大楠が新葉を付け、もっとも生命力に満ちあふれる5月5日にだけ捧げられる。
■春のそれ伊豆山伊勢海老磯まつり
伊豆山海岸の特設会場(ホテルニューさがみや・うみのホテル中田屋前)では、「春のそれ伊豆山伊勢海老磯まつり」を開く。伊豆山の海で獲れた伊勢海老やサザエ、アワビ、ワカメ等を地元価格で販売。伊勢海老はサイズ別にいけすに入れてあり、客の予算やリクエストに応じてチョイスしてくれる。伊勢海老ご飯、サザエご飯、サザエ餃子、サザエのつぼ焼き、走り湯温玉などご当地人気グルメも販売する。時間は午前10時から午後4時。5日まで。☎0557-81-2631(伊豆山温泉観光協会)
■初夏の味覚、ところ天まつり
初島の初島港特設会場では、初島名物のところ天を1杯100円で販売。会場の一角では、ところ天の原料である地元特産の天草を大鍋で煮たり、ざるでこしたりしてところ天作りを実演。サザエのつぼ焼きなども味わえる。午前10時から午後4時。5日まで☎0557-67-1400(初島区事業協同組合)
■花まつり
日本100都市公園の一つ、姫の沢公園では、5月中旬にかけて約6万株のツツジが見ごろを迎え、山の斜面に「ヒメノサワ」の花文字が浮かび上がる。シャクナゲ500本も咲き競う。期間中約100メートルに渡した41匹のコイノボリいうが来園者を迎える。スタンプラリー、楽焼体験、ボルダリング(フリークライミング)なども楽しめる。5日まで☎0557-83-5301(同公園管理事務所)
■熱海ローズガーデンフェスティバル(アカオハーブ&ローズガーデン)約600種、4000株のバラ。チューリップ10万球☎0557-82-1221(同ガーデン)
■彩遊季(さいゆうき)展」(起雲閣)坂本武典さんが主宰するアトリエ教室の生徒の作品展。9:00~17:00(入場16:30)6日まで。☎0557-86-3101(起雲閣)
■琳派の美と光琳茶会の軌跡
MOA美術館では「琳派の美と光琳茶会の軌跡」展が開催されている。尾形光琳筆「恵比寿図」や「夢想大黒天」、「寒山拾得図」をはじめ、光琳茶会32年の歴史の中で、 これまで各席の床に掛けられた尾形光琳の優品が展示。第一回光琳茶会における濃茶席(根津美術館)の道具組みを再現。光琳の名作と茶の湯 の名品との取り合わせの美が鑑賞できる。☎0557-84-2511(同美術館)
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