837階段で知られる熱海市の伊豆山神社参道で、アジサイが見頃を迎えている。梅雨入りの後、続いた雨で一層色づきが濃くなっている。同神社では、6月30日午後4時から「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」を斎行する。大祓は、日常生活において知らず知らずに犯している罪や穢(けが)れを、半年ごとに祓い清め、清らかな姿に立ち戻らんとする平安期から続く神事。社前に「茅の輪」を設け、原口尚文宮司が絹や麻の布を引き裂いて魔物が嫌うとされる「衣擦(きぬず)れの音」を響かせ、除災を祈願したあと、参列者が古式に従い三度、茅の輪をくぐる。熱海の夏の風物詩。
(熱海ネット新聞)
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