7月7日は七夕。離れ離れになった織姫星と彦星とが1年に1度デートするロマンチックな日です。織姫星はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルと呼ばれる一等星。どちらも明るいので、割と簡単に見つけることができます。
ランデブー前夜の6日午後9時ごろから、熱海湾に天の川をはさんで向かい合うように位置するカップルが、お約束通りに現れ、熱海市のジャカランダ遊歩道から見ることができました。昔の人は、たらいに水を張って二つの星を映し、水をかき混ぜて、二つの光を一つにしてあげたそうです。
七夕の夜の熱海は晴天が予想され、夜9時頃にはご覧のような光景となり、肉眼でも楽しめます。市街では街明かりで天の川は見られませんが、見える星が少ない分だけ、織姫星と彦星(小さな点の方)は意外と探しやすい。デネブ(一等星)を含めた三角形の構図を参考にしてください。
ちなみに織姫星と彦星は、実際には光の速さでも15年ほどかかるほど離れているそうです。
(熱海ネット新聞天体取材班)
撮影=7月7日午前0時ごろ、ジャカランダ遊歩道
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