
熱海市上多賀の多賀神社(雨宮盛克宮司)の例大祭・本祭が7月29日、盛大に挙行された。社殿での神事に続き、境内で市指定無形文化財の鹿島踊りが奉納され、多賀神社鹿島踊り保存会の会員30人が扇と幣束を手に伝統の踊りを披露した。地元市民らが周りを取り囲み、熱心に見入った。
午前10時に御神幸行列が神社を出発。道先案内役の金棒を先頭に鉾(ほこ)や獅子に先導されて、厄年奉仕者の担ぐ御鳳輦(ごほうれん)が各地区を巡行し、宮神輿が威勢よく練り、祭りを盛り上げた。
戸又港近くの135号線沿いのお旅所でも神事に続いて鹿島踊りを奉納。戸又港で御鳳輦(ごほうれん)の神輿(みこし)の浜降りを挙行した。御神幸行列は神社に到着後、還幸祭の神事を行い、鹿島踊りを奉納した。
夜を迎えても祭りは続き、「輝神会」(せいれいかい)の神輿が勇壮な練りを披露。子供たちを乗せた上多賀青年団と若海会の山車が繰り出し、クライマックスを迎えた。7月8日の津島神社天王祭では幕を開けた熱海の夏祭りはこれで終了。威勢のいい掛け声と祭り囃子の音が夜遅くまで続いた。
(熱海ネット新聞)
「輝神会」神輿の動画…輝神会
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