熱海市のアカオハーブ&ローズガーデンに9月19日、太平洋を一望できるカフェ「COEDA HOUSE」がオープンした。設計は2020年東京五輪の新国立競技場をデザインした世界的建築家の隈研吾(くま・けんご)氏。開会式では、赤尾宣長社長、川勝平太静岡県知事、齊藤栄市長、隅氏らがテープカットを行った。カフェは木造平屋建てで、設置面積は約140平方メートル。柱は使わず、建物の中心に8センチ角のアラスカヒノキを49層1500本を積み上げて屋根とつなげる構造。強度を高めるため、カーボンファイバーのワイヤを張る特殊な木造建築。四方はガラス張りで、室内からは初島や庭園が見渡せる。カフェでは、世界的パティシエ・藤井幸治によるオリジナルスイーツ「コエダクーヘン」「タルトフロマージュ」などえを販売する。熱海に新名所が加わった。
(熱海ネット新聞)
◆ホテルニューアカオ・赤尾宣長社長 アカオハーブ&ローズガーデンに自然を生かしたカフェを作ることは先代のころからの夢だった。世界的建築家な隅研吾先生にこのような小さなカフェを設計していただけるだろうかと思っていたが、快く引き受けていただけた。「COEDA HOUSE」オープンをきっかけに観光地熱海のさらなる活性化に貢献していきたい。
◆川勝平太静岡県知事 静岡県は47都道府県で一番日照時間が長いと同時に花の都でもある。花の品種だけでも静岡県には704。アカオハーブ&ローズガーデンにはバラだけで600品種が栽培されている。2015年の世界バラ会議で民間初の「優秀庭園賞」を受賞した名庭園に新しい花が添えられた。
◆齊藤栄熱海市長 ここから初島が見え、そこに本当に素晴らしいカフェができた。新しいスイーツもここで販売される。いま熱海市は若い人を中心に観光客が増えているが、多くの方々に愛される施設になると期待している。
■アカオハーブ&ローズガーデン 1988年に「曽我森林自然公園」として開園。当初はハーブが中心だったが、その後イングリッシュローズやオールドローズなどが植栽され、現在は25万坪の敷地に12ガーデンが設けられ、約600種4000株のバラが四季を通じて楽しめる。入園するとまず園内バスで一番上まで移動し、降車した後は各ガーデンを散策しながら下る。☎0557-82-1221。
動画…建築家・隈研吾氏のあいさつ
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