【編集室】熱海図書館に「森村誠一文庫」開設 森村氏が自著1469冊を寄贈

熱海市立図書館に熱海市にゆかりの深い作家で江戸川乱歩賞を受賞した「高層の死角」などの作品で知られる森村誠一さん(84)の著書を集めた「森村文庫」が開設されることが分かった。今年5月、森村氏から熱海市市制80周年に合わせて自著本寄贈の申し出があり、6月30日に1469冊を熱海市内の別荘から熱海図書館に移動した。複数の出版社から同一作品があったことから、選別して808冊を貸し出すという。
市は10月5日に市長に代わって山田真士館長が都内の森村さんの自宅を訪ね、感謝状を贈呈した。静岡県最古の同図書館では、「森村文庫」オープンの準備を進めており、12月2日に図書館フェアを開いて一般公開する。
「人間の証明」「青春の証明」「野性の証明」の「証明」三部作などで一時代を築き、今なお文学界を牽引する森村さんは、市内の別荘の書斎で精力的に執筆活動を続けており、熱海市には知人も多い。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■森村誠一 昭和8年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学英米文学科卒。ホテルマンを経て作家に。「人間の証明」「青春の証明」「野生の証明」の「証明」三部作の刊行により、現代日本を代表する推理小説作家として地位を確立。「高層の死角」「超高層ホテル殺人事件」「腐蝕の構造」「終着駅」「吉良忠臣蔵」…推理小説、時代小説、社会派ミステリー小説など著書多数。


写真俳句提唱者でもある森村さんは、「熱海写真俳句ストーリーコンテスト」の審査委員を務めてきた。

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