
太陽と地球と月が一直線に並び、月が完全に地球の影に入る「皆既月食」が1月31日夜、熱海市でも観測できた。午後8時48分から満月が地球の影に隠れて欠けていく月食がスタート。午後9時51分からおよそ1時間17分、月が完全に隠れる「皆既月食」となり、冬の夜空に神秘的に赤黒い赤銅(しゃくどう)色に輝く満月が現れた。日本で皆既月食が観測できるのは、2015年4月以来でおよそ3年ぶり。
■月の色が変わるごとに歓声
国立天文台によると、月が赤く見えるのは、太陽の光が地球の大気の層を通る際に青い光が散乱し、赤い光だけが残って月面を照らすためだそうで、その色は毎回同じではないという。日本で見ることができる次の皆既月食は今年7月28日だが、日本で月の欠け始めから元の満月に戻るまで観測できるのは2022年11月8日。
熱海港芝生広場では、市民有志が音楽ライブとともに皆既月食の観賞会を開き、月の色が変わるごとに歓声が起きた。熱海ネット新聞は、3時間23分にわたって神秘的に移り変わるスーパー皆既月食の天体ショーを写真に収めた。
(熱海ネット新聞・天文取材班)
■スーパー皆既月食ドキュメント=1月31日
20:48 月が欠け始める
21:51 月が地球の陰に入り、赤銅色に変化
23:08 赤銅色の月が終了
0:11 元の満月に戻る
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