国宝「紅白梅図屏風」展が開催されているMOA美術館(熱海市桃山町)に隣接する瑞雲郷梅園で、梅が見頃を迎えている。同美術館の創設者で世界救世教教祖の岡田茂吉氏(明治15-昭和30年)が、尾崎光琳が描いた「紅白梅図屏風」の曲線美を造園化した梅園で白加賀、青軸、八重寒紅、枝垂れ梅、思いのままなど約40品種、290本ほどが植えられいる。爽やかな香りで人気が高い。園内に設けられた茶屋「清香亭」から見上げると「紅白梅図屏風」が体感できる。入場無料。
■桃山地区の新たな名所 「紅白梅図屏風アート回廊」
今年はバスで同美術館を訪れた人が、帰りは徒歩でこの梅園を通ってJR熱海駅へ向かい、途中、「池田満寿夫・佐藤陽子創作の家」へ立ち寄って行く人が増えている。熱海市は桃山地区のこの時期の新しい”アート回廊”にしようとPRを展開中。江戸時代中期を代表する画家・光琳の最高傑作とされる紅白梅図屏風は作品保護のため、展示期間に制約があり、毎年この時期のみ展示している。今年は1月26日から3月13日まで。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
写真=2月27日撮影
■アクセス 熱海駅バス乗り場よりMOA美術館下車。桜山を降り徒歩3分。
■問い合わせ 0557-84-2111(MOA美術館)
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