ケーブルテレビ局「伊豆急ケーブルネットワーク」(IKC、本社熱海市)はこのほど、東京のチャンネル(日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビ)の地上波デジタル放送を9月30日で終了すると発表した。関係各所と協議して決め、加入者には文書で通達した。
10月以降は、テレビ東京、テレビ神奈川、東京MXテレビ、NHK総合放送、Eテレ静岡は引き続き放送するが、他の東京キー局の番組は、静岡第一テレビ、SBS、静岡朝日テレビ、テレビ静岡だけの放送となる。
熱海市には、およそ1万世帯の別荘所有者、東京、神奈川方面からの宿泊客や外国人ツーリストが多いことから、地上波放送デジタル化に伴うローカル局放送移行後も特別措置として東京波地上波放送が併用されてきた。
昨年も熱海市には年間307万人超の宿泊客があり、その多くが東京、神奈川からの観光客だっただけに今後を不安視する声が多い。本紙編集室にも「このままではIKCを契約解除して、個別アンテナを復活させるしかない。そうなれば、議会放送、市役所からのお知らせも無駄になる。関東波を必要とする熱海の特異性を配慮していただきたい」といった内容のメールが複数寄せられている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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