
熱海駅近くの高台にある桃山で白やピンク、赤などの色とりどりのツツジが見ごろを見迎えている。MOA美術館のエスカレーター入口近くの展望台「水晶殿」の台座部分では、約40種類、3600本のツツジが美しさを競っている。例年より、2週間ほど早くベストシーズンを迎えた。
「水晶殿」は無料で入場することができ、南東に開けた相模湾を眺めれば、眼下にこの咲き乱れるツツジ山、そして熱海の街並み-。遠方に初島と伊豆大島が一望でき、東は房総半島、真鶴岬。西には伊豆七島の利島、新島、三宅島を望む一大パノラマが広がる。熱海では知る人ぞ知る花の名所。ゴールデンウイーク一杯まで楽しめる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
写真=4月19日撮影
■水晶殿(すいしょうでん)相模湾の景観を一望できるモダニムの粋を集めた建築。MOA美術館創始者の故・岡田茂吉氏が昭和29年に自らが基本設計して建てた。岡田氏は昭和20年代に現在のMOA美術館(桃山)の一帯を「瑞雲郷」と名付け、「自然美と人工美とをタイアップさせた一大芸術郷」造りに着手。その代表的建築物。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。