熱海市が市内昭和町で昨年11月から工事が進められていた市消防団第3分団(小林秀隆分団長、30人)の消防団詰め所の移転新設工事が完成し4月21日、齊藤栄市長、川口健市議会議長、竹部隆副議長、市議、地元町内会長、稲田達樹消防長、櫻井佳久消防団長、熱海纏会、分団員ら約50人が出席して落成式を行った。
参列者や、分団員が見守る中、齊藤栄市長が小林分団長に詰所伝達書を交付し、小林団長は「地域を守る消防団として市民、観光客を守ることを誓います」と応え、気概を新たにした。
新詰め所は鉄骨2階建てで、延べ床面積142平方メートル。1階は車庫と待機室、防災資機材倉庫、ホースタワー。中2階に備蓄室を設け、2階が会議室とミーティングルーム。総事業費は約9451万円。
■西部地区の市民、観光客を守る消防防災拠点
旧詰め所は1974年(昭和49年)に集合住宅の中に建設され、約43年間にわたり市西部地区の消防拠点の役割を担ってきたが、老朽化が進んだことから、熱海所記念病院近くの市有地に移転して新設した。
熱海市消防団の指導員でもある川口議長は「西部地区は道路が狭く、古い木造家屋などが密集しており、火災や災害などの際に3分団の皆様の活動が大変重要。新しい詰め所が西部地区の市民、観光客に寄与するとともに、有事に備えて安心安全確保のためのご尽力をお願いする」と話した。
(熱海ネット新聞・洋二)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。