3000発の花火、陸前高田市の復興支援を応援/春季熱海海上花火大会


熱海湾で5月12日夜、春季熱海海上花火大会・第3弾が開催され、約3000発の花火が夜空を飾った。今回は岩手県陸前高田市への応援・音楽イベント「タカタ・フェスタ熱海2018」とコラボして開かれ、シンガー・ソングライター白井貴子さんのスペシャルライブを引き継ぐ形で打ち上げられた。余韻が残る渚親水公園レインボーデッキには、多くの観客がとどまって観賞した。
■花火には厄除け、商売繁盛の願いが
熱海海上花火大会は、昭和27年(1952年)に始まり、今年で66年目。熱海市では昭和24年8月にあったキティー台風による高波で海岸地区約140戸の家屋が流失。翌25年には熱海駅前火災があり、そのわずか10日後には中心街の979戸が焼失する大火に見舞われた。古来より、花火には厄除けの神の力が宿っていると伝えられ、熱海海上花火大会も、熱海温泉の復興と商売繁盛、厄払い慰霊を願って始めた。
■来年以降もコラボ開催を願う両市の市民
今年で6年目を迎えたタカタ・フェスタ熱海は平成23年(2011年)に発生した東日本大震災による津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の応援が目的。来年以降もコラボ開催を願う両市の関係者は多い。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■観衆=1万8000人

■2018年(平成30年)の熱海海上花火大会
春 1/14(日)・2/12(月祝)・4/14(土)・4/22(日)・5/12(土)・5/27(日)・6/3(日)・6/17(日)
 7/27(金)・7/31(火)・8/5(日)・8/8(水)・8/19(日)・8/24(金)・8/30(木)
秋 9/17(月・祝)
冬 12/9(日)・12/16(日)


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