ドローンを使ってテロ合同対策訓練 熱海署など6機関が連携

熱海署(奥田交治署長)は6月7日、熱海市渚町のスパ・マリーナ熱海でテロ対策訓練を実施した。来年のラグビーワールドカップ日本大会、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えて県警機動隊、下田海上保安部、スパ・マリーナ熱海、伊豆小型船安全協会、建設会社・東豆土木の6機関が連携して実施。
「熱海港内を周遊する遊覧船サンレモ号にテロを目的とし、爆弾物を所持する男が遊覧船を乗っ取り、東京湾のオリンピック会場へ行けと要求」していると想定して行い、55人が参加した。
同署から出動要請を受けた東豆土木(出口直樹社長)が無人航空機(ドローン)を使って近くから船内の状況を確認した後、遊覧船は乗務員の提案で燃料・食料補給のため桟橋にいったん戻った。そこに食料を持った署員が乗り込んで犯人の注意を引いている間に警備艇が背後から接近、犯人が振り向くと即座に取り押さえ、ドローンを使った犯人逮捕の有効性を確認した。同土木と熱海署はドローンを使った活動支援協定を締結している。
(熱海ネット新聞・松本洋二)




写真=坂本武典さん提供

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