熱海市の網代観測所で今年最高の29・7度を記録した6月9日、7月下旬並みの暑さに誘われたのか、熱海サンビーチのサンデッキに全長25メートルの巨大怪獣ティラノサウルスが出現。噂を聞きつけた富士保育園の園児たちが、恐る恐る見物に訪れた。中には熱海の平和を願い、ひたすらお祈りする女児も…。
実はこれ、大型観光誘客企画「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」プレキャンペーンのジャカランダフェスティバルに合わせたバルーン怪獣企画。熱海市観光協会が砂浜に係留した熱気球遊覧や乗って移動する「ミニセグウェイ」をPRしようと設置した。
高さ約20メートルまで上昇する熱気球のゴンドラからは熱海の美しい街並みや青紫のジャカランダとともに、ティラノサウルスも見ることができる。中島幹雄市協会会長は「ジャカランダフェスティバルでは様々なイベントを用意している。今日はサプライズで怪獣に来てもらった。空からの景観は最高です」。得意の変化球が冴えわたる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■ティラノサウルス 約6850万- 約6550万年前の北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜。
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