熱海鮮魚組合は6月10日、熱海市清水町の熱海魚市場で第22回「魚祭り」を開催した。あいにくのぐずついた天候だったが、イベントが始まる午前9時には、浜焼きコーナーがいきなり満員になる盛況ぶり。宇田勝組合長は「前回の魚祭り(4月8日)がSBSテレビ(静岡放送)の『イブアイ しずおか』で紹介され、首都圏に加えて、県内からも多くの観光客が訪れている」と相好を崩し、「雨で熱海サンビーチのイベントが中止になり、屋根のある魚祭りが受け皿になっていることも大きい」と分析。
自努力も見逃せない。市内のホテル・旅館に宿泊した人がチェックアウトする時間帯に合わせ、午前10時からまぐろ解体ショー、同11時からあら汁無料サービス。「アジのひものつくり」教室や漫才(まのあつみ)、ライブ(青木善之、大塚妙子)で来場者をもてなし、会場では浜焼きのほかに熱海を中心に9店が人気料理を提供。岩ガキやアワビをその場で焼いてもらえるコーナーも設けられ、会場全体が屋台村になっている。
梅雨の時期のイベントは天候に左右されるが、屋根付きの熱海魚市場はその心配がない。浜焼きコーナーには予約客も多い。熱海の人気イベントとして存在感を増しており、毎月開催を望む声も多い。次回は9月9日に開催する。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■今回のフードメニュー
まぐろメンチ(クレール)、熱海焼き(伊八)、海鮮ピザ(かぎや)、海鮮弁当(天匠)、深海魚カレー(すいかひまわり)、海鮮釜飯(食楽キッチン)、シーフード餃子(なおとちぃ~の食堂)、イカめんち・おでん(杉本鰹節商店・山田屋水産)、にぎり寿司(まぐろや)
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