
来宮神社例大祭は7月16日、最大行事の御神幸行列を行い、本年度の御鳳輦(ごほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「来宮辰巳會(きのみやたつみかい)」が熱海サンビーチで呼び物の「浜降り神事」を挙行した。
御獅子保存会の獅子に続いて、川本数章会長をはじめ白丁に身を包んだ22人の厄年の男衆が「みょうねん(妙念)、みょうねん」と声を上げながら御鳳輦を担いで海に入り、天狗がこがしをまく中、歩みを進め、身を清めて厄を落とした。
■天狗の姿をした「猿田彦命」の先導で海中練り
神々がこの海に到着したという故事ならって催される「浜降り」は、例大祭の最終日に執り行う100年以上続く伝統行事。麦こがしをまく天狗の姿をした「猿田彦命」の先導で、白丁に身を包んだ数え42歳の男たちが来宮の神々を乗せた御鳳輦を担ぎ、熱海の街の繁栄を祈って海中を練り歩いた。この日はことし最高の気温33・6度。3連休とも重なり、多くの市民や海水浴客が勇壮な光景を見守った。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
1
2
3
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。