若者不足で阿治古神社例大祭の神幸行列、御神船「両宮丸」の巡航が困難になっていることを受け、7月20日、中央大学商学部の男女大学生16人が”助っ人”として駆け付けた。男子8人は片町南町の引き隊、女子学生8人は宮崎町の獅子に加わり、御神船の巡行に一役買った。
いずれも根本忠宣(ただのぶ)教授のゼミ生(国際金融)。同教授は15年ほど前から網代にも自宅を構え、東京と熱海を行き来している。昨年もゼミ生数人に声をかけて参加したが、今年は本格的に参戦した。
両宮丸の巡行には最低60人の成人男子が必要とされ、昨年は担い手確保のため人が集まりやすい週末に開催したが、今年は根本ゼミの学生の協力もあり、本来の19日宵宮祭、20日本祭の日程に戻すことができた。〝ひもの街道”の名で知られる国道135号の巡行も3年ぶりに復活した。
根本教授は「昨年、地域の人から若者不足で両宮丸の巡行が難儀していると聞き、学生達に話をしたところ、協力したいと申し出があった。400年以上続く網代の伝統行事に参加することができ、学生たちも喜んでいる。役にたてるなら今後も続けていきたい」。平成最後の漁師街に新時代が到来-。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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