水泳部のない多賀中の3年生5人が8月中旬に岡山県と岐阜県で開かれる全国中学校体育大会、東海中学総体への出場が決まり、8月3日、父兄と熱海市役所を訪ね、齊藤栄市長に報告した。川口健市議会議長が同席した。
先に行われた県大会(浜松市)で200㍍自由形で杉本碧波(あおば)君が優勝(1分57秒60)し、8月17日から岡山県・児島マリンプールで始まる全国中学校体育大会の出場を決めた。団体(杉本碧波、黒川晴斗、時枝芽映、清水堅介、河合南希)で臨んだ多賀中チームは400㍍リレー、同メドレーリレーでともに4位に入賞した。東海中学総体(8月10日、岐阜県・長谷川スイミングプラザ)へは上位6チームが進める。
多賀中にはプールの設備がなく、水泳部もない。5人は月曜を除く毎日、伊豆市の伊豆スイムサポートに所属して練習に励んできた。移動には車で約40分かかり、父兄が交代で送迎を続けた。
市長は「みなさんの努力はもちろんですが、家族のサポートがあって全国大会、東海大会に行くとができた。熱海には才能に恵まれた子どもが多い。力を十分に発揮して下さい」と激励。川口議長は「プールがない小中学校の選手たちへの市の支援」を要望した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
齊藤市長への説明
選手たちの家族
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