あす8月16日は送り火。お盆は家に迎え入れた先祖の好きな食べ物やお供え物を、盆棚(精霊棚)に飾ってお迎えし、霊を再びあの世へ送り届ける日だ。そのお供え物のごみがピークを迎えるのを前に熱海市は15日午後、専用のゴミ箱を設置した。
以前は熱海でもお盆が終わったら供え物や花を川に流す風習があった。しかし、環境汚染の問題もあり、現在では川に流すのをやめ、普通にゴミとして出すのが一般的になっている。
それでも古刹が多い市内上宿町の糸川や初川、和田川では、今なお川に流す人もあり、市は「川や海に流さないで」と呼びかけている。誓欣院の吉川宏司さんによれば、鎌倉市をはじめ、観光客の多い湘南地区や清流で知られる三島市などでは、お供え物は一旦川の水につけ、その後にゴミとして住民がが多いという。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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