
伊豆山温泉の夏の風物詩「さざえ祭り&花火大会」が8月20日始まり、多くの観光客や市民でにぎわった。伊豆山には、源頼朝が旗揚げした際、当地の浜で村人がサザエを献上。頼朝公がそれを食べて千葉に渡って勝利し、鎌倉幕府の開設につなげた、という言い伝えがある。以来「さざえは縁起のいい食べ物」とされ、伊豆山温泉観光協会(牧野文弘会長)は毎年この時期に同祭りを開き、伊豆山海岸で採れたさざえを提供している。
活況が続いていることから、今年は例年2日間開催だった日程を昨年まで8月3日に開催してきた花火大会を遅らせて3日間開催にバージョンアップ。それに合わせ、サザエも3割増やし350キロを採って、港内に沈めていたが、7月末の台風でその多くが流された。無事だった約100キロのサザエと大熱海漁協の仲間の協力で例年通りの250キロを何とか用意した。
伊豆山海岸のうみのホテル中田屋とホテルニューさがみや前広場に設けられた特設会場のオープニングセレモニーでは、伊豆山七尾町内会の子どもたちらが伝統の祭りばやし「しゃぎり」を披露。高橋幸雄実行委員長、齋藤栄市長、藤曲敬宏県議、奥田交治熱海警察署長のあいさつに続いて、川口健市議会議長の発生で生ビール「静岡麦酒」(サッポロ)で乾杯した。会場ではサザエのつぼ焼きをはじめ、サザエご飯、焼きそば、焼き鳥、焼きナス、もつ煮、温泉たまごなどが販売されている。午後8時45分からは15分にわたって伊豆山名物の「金と銀の空中ナイヤガラ」(通称・縁結び花火)などが打ち上げられ、晩夏の熱海の夜空を彩った。花火は22日まで毎日打ち上げる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
🔳高橋幸雄実行委員長(市議) 大きな台風をしのいだ今年のサザエは大変貴重。武運がある。3日間とも花火大会も行うのでぜひ伊豆山にいらしてサザエを味わってほしい。
🔳主催 伊豆山温泉観光協会☎0557-81-2631
🔳日程 8月20日~22日。時間は午後6時から9時30分。花火は8時45分から9時。
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