女子ゴルフのニトリ・レディース最終日が8月26日、北海道小樽CC(6628ヤード、パー72)で行われ、首位に2打差の5位から出た渡邉彩香(24)=大東建託=は4バーディ、3ボギーので71で回り、3打差の2位に入った。
2015年11月の樋口久子 Pontaレディスで以来の優勝こそ逃したが、20試合ぶりのトップ10入りでスランプを脱出。賞金880万円を加算し、賞金ランキングを前週の71位から42位(1703万円)に上げ、来季のシード権(50位まで)を手元の引き寄せた。
首位から出たアン・ソンジュ(韓国)が通算7アンダーで逃げ切って今季4勝目を挙げた。
(熱海ネット新聞)
🔳渡邉彩香の賞金ランキング 2015年=6位、2016=12位、2017年=36位。2018年は現在42位。来季のシード権は50位以内。
今シーズン最高の2位フィニッシュ。一時は、首位のアンソンジュへ2打差に迫る。しかし、そこからプレッシャーをかけるまでには至らなかった。
前半、ショット、パッティングともにさえる。5番の第2打は、50センチにつけるスーパーショット。スランプに陥る以前の、自信にあふれた姿が垣間見られた。「今大会、ショットの調子が良かっただけに、残念です」。というのは、パー3の7番でバーディーチャンスを迎えたが、「下りのちょっと切れるスライスライン。入らない距離ではなかった」といい、少し間を置いてから、「あそこがポイントだったかも……。カップインすれば、流れが変わっていた」と反省した。
そうはいうものの、「14番でバーディーをとれたのは、大きいポイント。まだ、自分の評価はそんなに高くはないけど、4日間、ゴルフを楽しめました」とほほ笑む。NEC軽井沢72ゴルフトーナメントから、3週連続で予選通過を果たした。賞金ランキングは、前週の72位から42位へ大幅に上昇。大器復活のきっかけをつかんだ、小樽カントリー倶楽部の72ホールだった。
(文と写真=LPGA)
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