熱海市伊豆山の般若院で8月31日、豊臣秀吉に滅ぼされた伊豆山の僧兵の供養をかねた「伊豆山送り火供養・ろうそく祭」が開催される。午後6時に住職らがたいまつに点灯し、僧兵の勇敢さをたたえ、供養する。当地には豊臣秀吉の小田原攻め(1590年)の際、北条側に加わったため、焼き打ちされた悲しい歴史があり、戦前までは地元住人が毎年8月31日に送り火供養を行い、その際に命を落とした3000人の僧兵や住民と関東大震災の犠牲者を供養してきたという。
「伊豆山をおもしろくする実行委員会」(岡本吉浩実行委員長)が13年前に復活させ、本堂と大師堂を結ぶ道や階段沿いに、以前の送り火に代えてフローティングキャンドルを並べて供養する。
ステージイベントでは、坪内逍遥のうた保存会、山田音楽教室、「スタジオ バハ レル ハール」のベリーダンス、豆州網代太鼓の演奏などがある。時間は午後5時から9時。
(熱海ネット新聞)
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