熱海市上宿町の浄土宗法界山「誓欣院(せいごいん)」で9月24日、「水子供養 仏具・人形供養」と「大供養祭 お焚き上げ」があり、檀家や地域住民らが立ち上がる炎や煙に静かに手を合わせて無病息災を祈った。
水子供養では、長田明頼住職が一人ひとりの塔婆を書き入れ、水子地蔵尊の前で早世した水子の霊を供養した。あ焚き上げは境内に結界を張って行われ、高さ2メートルの護摩壇に点火。市内笹良ケ台の「月の台 成田山 快長院」の大川観暁住職(82)が真言を唱えて祈祷するなか、大川観弘副住職(72)と長田住職が塔婆(とうば)や仏壇、人形などを次々に投げ入れて回向した。大護摩祭は毎年、お彼岸に合わせ3月24日と9月24日に行われている。
両寺は、快長院の大川住職が誓欣院の長田順海先代住職(故人)の教師時代の教え子だったことから協力している。水子供養は熱海が花街として繁栄した歴史もあり、戦前から続いている。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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