熱海市消防本部は10月9日、東海岸町のホテル「熱海シーサイドスパ&リゾート」(鈴木淳郎社長)に防火基準に3年連続で適合した宿泊施設にのみ与えられる「適マーク(金)」を交付した。熱海市消防本部管内で「金」の取得は同ホテルが初めて。
市役所で開いた交付式では稲田達樹消防長が支配人の原努さん、防火管理者の秋元博さんに金マークと表示基準適合通知書を手渡した。
適マークは、30人以上を収容する3階以上の宿泊施設などが交付対象。防火設備、防火管理者、消防訓練の実施などを消防に届け出て、立ち入り検査なども含む審査に合格すれば交付される。2年目までは有効期限が1年間の「銀」で、3年継続して取得した場合のみ3年間有効の「金」が交付される。施設のフロントやウェブサイト上に掲載・表示できる。
利用者に建築物の防火安全に関する情報を提供する「防火対象物の表示制度」は、2012年に起きた広島県福山市のホテル火災を機に消防庁が14年から実施している。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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