
第43回「みんなの消費生活展」(同運営委員会主催、高橋次郎会長)が10月13日、熱海市役所第三庁舎で開かれた。「持続可能な社会のために~消費者としての行動」をテーマに市内で活動する消費関連11団体がこの1年間に取り組んだ環境問題、消費者問題の研究報告や活動の展示を行った。各団体が活動の中で作成した廃油固形石けん、不要になった傘布を再利用した袋類などのリサイクル品や自然農法の野菜、手作りパンなどを販売もあり、多くの市民が訪れた。
雑紙2キロまたは牛乳パック(1リットル)6枚を持参するとトイレットペーパー1個と交換できる催しや包丁研ぎ(1本300円)のサービスもあり、多くの来場者でにぎわった。
開会式で高橋次郎運営委員会会長 (熱海諸費者問題研究会会長)は「消費者展を通じて市民一人ひとりを啓発し、
熱海が住みやすい街になるよう活動していきますのでよろしくお願いいたします」と協力を呼びかけた。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
🔸齋藤栄市長 市役所でも今年から各課に雑紙の回収ボックスを置き、リサイクルに努めている。4キロの雑紙で1個のトイレットペーパーに換えられる。普通であれば、エコプラントで焼却して灰になり、二酸化炭素を放出する。リサイクルすれば、その二酸化炭素を減らすことができ消費者にとってもプラス。この賢い消費活動が地球環境を守ることにつながる。
🔸川口健市議会議長 今話題になり、皆様が有料化へ活動していただいているレジ袋についても、資源や環境面から法律で義務付けられる流れになっている。レジ袋は日本全国で年間に300億枚消費されている。このイベントを通じて多くの市民がこれまで以上に環境問題、消費者問題に興味を持っていただければと期待している。
🔸藤曲敬宏県議 熱海市では子供たちが書道の半紙を全て回収してもう一回半紙にする活動をしている。これは全国でも珍しい取り組み。お年寄りもリサイクルすることで何か新しいものが戻ってくることに喜びを感じている人が増えている。これらの取り組みは持続可能なまちづくりにつながり、価値がある。
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