

文化庁は11月18日、博物館や美術館、遺跡といった文化施設を拠点に地域への観光客増加を図る自治体や美術館などの計画15件を認定したと発表した。国宝「紅白梅図屏風」など国宝3点、 重要文化財67点を含む約3500点を所蔵する熱海市の MOA美術館(岡田茂吉美術文化財団)が認定され、市や観光、商工団体などと連携しながら同美術館を中核として観光振興を支援する。
その第一弾として、 同美術館では、紅葉ライトアップと熱海海上花火大会をセットにしたナイトミュージアム(12月6日)、元サッカー日本代表の中田英寿氏をゲストに迎えたトーク「工芸と食」(12月4日)、紅葉と国宝「紅白梅図屏風」の特別展示(12月4日〜12月13日)などを開催する。
計画認定は8月(10件)に続き2回目。5月に施行された文化観光推進法に基づき、国は経費の一部を補助する。

紅葉の名所としても知られる同美術館の「茶の庭」には、茶室「一白庵」「樵亭(しょうてい)」や「光琳(こうりん)屋敷」の周りに約60本のノムラモミジ、イロハモミジなどのカエデ類が植えられている。急激な秋の深まりで日ごとに赤や黄に色づき、ピークを迎える今月末から12月上旬には庭園を錦秋に染め上げる。11月28日、29日、12月4日、5日は開館時間を延長して紅葉のライトアップを行う。
(熱海ネット新聞)
紅葉の写真=11月18日撮影
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/bunkakanko/pdf/92656701_01.pdf

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