熱海市網代の阿治古神社で、大漁桜(タイリョウザクラ)が満開を迎えた。多賀中で校長を務めた故角田春彦さんが作出したオリジナル品種で、“大漁”の時期に咲き、サクラダイの色に似ていることからその名が付いた。漁師まちにぴったりの名で本殿横に2本植えられている。1998年ごろ、地元の漁業関係者が同神社に寄贈し、同神社の役員が大切に育てている。熱海の秘めた桜の名所。全国的にファンが多い。
■今年1月、お宮の松近くにも植栽
熱海花の会は今年1月11日、東海岸町のお宮の松近くに、この「大漁桜」の苗木1本を植栽した。昨年、6月10日に金沢市で開かれた第28回「全国みどりの愛護のつどい」で功労者団体として国土交通大臣表彰を受けたのを記念しての植樹。成長が楽しみだ。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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