
熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、22日に実施した全国学力テスト結果の8月公表について「(学校別成績を)一律に公表するのは必ずしも適切ではない」と否定的見解を示した。
三田光行教育長は「1クラス1~5人という学校もあり、公表することで個人が特定される」と理由を説明した。
公表は市町村教委が判断し、学校と相談する必要があるが、学校の同意がなくても可能。
川勝平太静岡県知事は県教委に市町別と学校別の平均正答率を含めた結果公表を求め、文部科学省も、市町村教育委員会による学校別の成績公表を禁止してきた方針を転換し、来年度から公表を認めるとしている。
(熱海ネット新聞)
◇全国学力テスト
小学6年と中学3年を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査。全国の小学校2万395校の約112万3000人と中学校1万248校の約111万8000人が参加して、国語と算数・数学の問題に取り組んだ。
斉藤栄市長
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