
3月末のアクサレディース(宮崎県)で日本女子プロゴルフ協会のツアー初優勝した熱海市青葉町の渡辺彩香さん(20)=ユピテル=が14日、父親の光章さん(53)とともに熱海市役所に斎藤栄市長を訪ね、優勝の報告と応援へのお礼を述べた。
市役所訪問は、日本ジュニアゴルフ選手権で優勝した平成20年8月に次いで2度目。当時を思い出し、市長が「前回は小嵐中の制服を着ていたが、あの時から腹が据わっているというか、大物感があり、その通りになった。熱海の宝です」と話すと、渡辺さんは「もう1勝挙げて応援していただいている熱海の皆さんを元気にしたい」と笑顔で応じた。
前日遅く父親が運転する車で兵庫県で開催されていたスタジオアリスから戻った渡辺さんは、15日には羽田経由で熊本へ向かい、バンテリンレディスに臨む。
「移動は大変でも熱海に戻り、犬好きなのでサンビーチを海(かい)=オスのポメラニアン=と散歩するのが何よりの気分転換。フツーにジャージ姿で歩いているけど、誰も気づかないみたい」と相好を崩し、7月にはアクサレディース優勝の副賞で贈られたメルセデスベンツSLK200が自宅に届く。このニューカーで定番の熱函ゴルフセンターや函南ゴルフ倶楽部に練習に行くのを心待ちしている。
25日からは今季の最大目標の1つフジサンケイレディスクラシックが川奈ホテルゴルフコース(伊東)で開催する。
現在賞金ランク4位、日本人選手では昨季の賞金女王森田理香子に次ぐ2位の渡辺さんは「調子は上向いており、川奈は相性も良く、好きなコース。地元の大会なので優勝を狙います」と言い切った。
渡辺さんは熱海市観光協会も訪問、森田金清会長に熱海駅の「熱海コンシェルジェ(観光案内所)」に設置していたたいた「垂れ幕」のお礼を述べた。
(編集主幹・松本洋二)
市長に優勝報告する渡辺プロと光章さん
アクサレデースの優勝シーンと副賞のベンツ
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