「旧日向別邸」の維持・保存に取り組むNPO法人日向家熱海別邸保存会の副理事長で駿河台大教授の太田隆士さんが2日、起雲閣で「タウトとジャポニズム(日本趣味)」と題した講演会を開いた。
起雲閣で開催中(31日まで)の「タウトと旧日向家熱海別邸展」に合わせた企画で、同邸の地下室を設計したドイツ出身の世界的建築家ブルーノ・タウトについて解説した。
ドイツ文学を専門とする太田教授は「タウトの日記」から透けて見える当時のファシズムが急激に台頭してきたドイツの社会情勢や日本美術が注目され、西洋の作家たちに大きなな影響を与えたジャポニズムについて分かりやすく説明し、日本で唯一現存するタウト設計の旧日向別邸の価値を称えた。
(熱海ネット新聞)
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