熱海市下多賀の下多賀神社(雨宮盛克宮司)で2日、国選択無形民俗文化財に指定される「水浴びせ式」があった。鹿島水浴びせ保存会(高橋治正会長)の会員と小刀を挿した多賀中学校の生徒が唄と「水浴びせ踊り」を披露し、水役が昨年結婚した花婿に笹水を振り掛け、新婚夫婦の門出を祝った。斎藤栄市長もお祝いに駆け付けた。
下多賀地区で伝承される儀式で、前年に結婚した若者が円満な家庭を築くように祈願する。
今年は上多賀の八木昭寿さん(44)と晴美さん(38)、紅葉ガ丘町の及川哲治さん(32)と允代さん(33)の2組が参加した。毎年1月2日の新年祈願祭に続き行っている。
写真=江間章さん撮影
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