
再生可能エネルギーの普及を目指し、3月に発足した「熱海グリーンエネルギー推進協議会」(井手由起雄会長)がKKRホテル熱海でシンポジウムを開き、信州大の池田敏彦名誉教授、名古屋大学エコトピア科学研究所の内山知美客員教授らが講演した。
池田教授は「身近な小川や農業用水路などの流れに置くだけで発電する小型水車『エコ水車』の開発と普及」について話し、熱海での実施を提案した。
ただ小水力発電は高い建設費と、落ち葉などのごみで水車がつまる技術的な課題がある。そこで同協議会では8月ごろから市内を流れる川で新たな小水力発電の実験を始め、内山教授が考案した、ごみがたまらない形状の水車を使う。
熱海は東海地震や西相模灘地震が発生した場合、約8万人の市民、観光客らが孤立することが予想され、地域特性を生かしたグリーンエネルギーでの発電の可能性を探っていく。
(熱海ネット新聞)
【写真】信州大の池田敏彦名誉教
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