
熱海市が平成28年度の敬老大会を開催しないことが分かった。会場として使用してきた熱海後楽園ホテル・みさき館(11階建て)が8月末に営業を終了し、コンベンションホール「宴」も取り壊すことから、会場がなく開催を休止する。9日の市議会一般質問で小森高正議員の「市敬老大会の休止」の質問に山田義正健康福祉部長が「熱海後楽園ホテル・みさき館が8月末に営業を終了するのに伴い、28年度は開催を休止すべきと判断した」と答えた。大きなコンベンションホールを持たない、熱海市の弊害が思わぬ形になって現れた。
≪解説≫2011年の東日本大震災以降、ホテル・旅館、大規模ホールは耐震工事が迫られている。戦後の高度経済成長期に相次いで建てられたため、老朽化が進み建て替えが必要な時期にきているのと2020年東京五輪に備えるためだ。2016年は会場不足のピークとなり、首都圏ではライブ会場不足が続いている。熱海市でも熱海後楽園ホテルみさき館、MOA美術館などがリニューアル改修工事に入る。ほかでも耐震補強工事や改修工事が予定されており、会場不足に直面してしている。
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