
県議選は11日夜、舌戦の幕を閉じた。午後7時45分、現職・橋本一実氏(50)=民主=の陣営は中央町の選挙事務所前で「遊説隊打ち上げ式」を行い、およそ100人の支持者から盛大な拍手や「橋本コール」で迎えられた。
打ち上げ式では、まず斉藤栄市長が「熱海が変わるきっかけとなった8年半前の私の1回目の選挙。わずか62票差でした。今回の県議選はその時と同じくらい厳しい戦い」と楽観を戒め、「橋本一実さんが欠けたら3期目で私が皆様にお約束した新生熱海は実現しない。変わりつつある熱海を加速するエンジンは橋本県議しかいない」と声をからげて訴えた。
続いて橋本氏が「この8年、少数与党の中で斉藤市長が大変な思いで財政を立て直し、お客様も増えてきた。この状況、勢いを止めるわけにはいかない。正直、まだ相手に手が届いていないと思うが、投票箱が閉まるまで私は決してあきらめない。市長とともに熱海を日本一の観光地にして見せます」と目を赤く染め、白鉢巻の女性遊説隊の涙を誘った。
3日の出陣式とは違って、後援会の福井敏幸会長ら幹部と斉藤栄市長、村山憲三市議が同席しただけで、民主党の国会議員や市議は裏方に徹し、姿をみせなかった。
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