
熱海高校ヨット部の加藤文哉(多賀中出身)伊井健太郎(函南東中出身)組が第24回YMFSセーリング・チャレンジカップin浜名湖に出場、高体連種目のFJ級で優勝した。毎年、春休みの期間を利用して開催されるジュニア・ユース世代の総合レガッタ大会で北海道から沖縄まで109隻・119人が参加した。
公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団(YMFS)が主催する同大会は、3月24日(木)から27日(日)の4日間にわたり、静岡県立三ヶ日青年の家(浜松市)で開催され、全国34クラブから集まった109杯・119人のジュニア/ユース選手が出場。OP級初級、同上級、ミニホッパー級、レーザー4.7級、レーザーラジアル級、FJ(フライングジュニア)級、420級の計7クラスで行われた。
熱海高ヨット部は、高体連の種目で今年のインターハイ予選で使用されるFJ級(2人乗り)に3杯が出場。レースは3日間行われ、各杯が北西の強風と春を感じさせる南西の軽風に翻弄される中、加藤/伊井組が8レース中7回トップを奪い、圧倒的な成績で優勝した。熱海高は杉本凌我/鍋嶋琉生組が2位、小山内希流/田野文彬組が4位に入賞し、静岡県内最古の高校ヨット部の伝統を誇る、同高のV字復活を全国に発信した。
1996年アトランタ五輪銀メダルの重由美子、2004年アテネ五輪銅メダルの関一人はともに高校時代このFJ級で技術を磨いた。
文と写真=熱海高校ヨット部コーチ・鷲尾大吾
◆スキッパー(舵取り)加藤文哉「インターハイ優勝するためにヨット部に入った。通過点であるこの大会を優勝できたことは大きな自信になった。。インターハイ優勝も夢じゃない、それが熱海高校ヨット部」
◆クルー(バランスをとる役)伊井健太郎「スタートが下手なので良いスタート出来るように練習をしてきたことが好結果につながった。コンビネーションでは悪いところをフォローし合い、良いところは伸ばしていきたい」
加藤文哉君(左)、伊井健太郎君と静岡県セーリング連盟中嶋浩二郎会長代理
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