
熱海市の多賀湾で13日、今年度最終戦「熱海フリートレース」があった。名門復活へ熱海高ヨット部のOB会(小山精一会長)、現役が参加して月1回レース形式の実戦練習を行うもので、シーズン第12戦のこの日はFJ級、420級(2人乗り)、シーホッパー級(1人乗り)合わせて12艇が参戦。レース形式でセーリングの技術を伝授した。
県立熱海高校(岩田亨校長)のヨット部は、昭和26年に熱海らしいスポーツとして県内の高校で最初に発足。昭和39年の東京五輪では選手や役員を輩出した。しかし、黄金期は昭和45年ごろまでで、生徒数の減少などから一時は部員が2人まで減り、廃部の危機を迎えた。そこからOBたちが「名門の灯を消したくない」と立て直しを図り、近年はインターハイや国体に毎年選手を送り出している。
2020年五輪の東京開催が決まり、あらためて強化に着手。部員数も県内の高校では最大規模の14人(新3年5人、新2年9人)となり、OBの協力をもとに年間を通じてフリートレースを行い、強化を図っている。4月には新1年生も加わり、さらに大所帯になる。
◆年間総合成績(12戦トータル)
優勝 永沼俊貴・佐藤和也=1514艇
2位 近藤滋・加藤誠也
3位 鷲尾大吾・神戸孝一
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