お彼岸の熱海梅園で「源平桃」が見ごろ 韓国庭園では「アンズ」が芳香 

3月20日の彼岸の中日(春分の日)を前に熱海梅園では、正面入り口付近に植えられている「源平桃(げんぺいもも)が見ごろを迎え、毎春この桃の開花を楽しみに訪れる人たちの目を楽しませている。
同じ幹に紅白の花が咲く珍しい桃の木で、名前の由来は、源氏の旗の色「白」と平家の旗の色「紅」からとされる。花はその年によって「白」が多く出る年、「紅」が多く出る年、紅白交り合う年と様々で、今年は平家(赤)がやや優勢。熱海市は、源頼朝、源実朝など源氏に縁(ゆかり)が深く、気を揉んでいる市民も多い。

園内の韓国庭園では、薄桃色のアンズの花が咲き始め、芳香を漂わせている。桜とは違う、穏やかな雰囲気を醸し出し、ファンが多い。6月下旬にはぷりんとしたオレンジの果実を付け、種子からは杏仁豆腐にも使われる「杏仁」がとれる。

彼岸は春と秋の年2回、各7日間ある仏事の期間で、春は3月17日〜23日まで。真ん中の20日は昼と夜の長さがほぼ同じとなり、太陽が真東から上り、真西に沈む。
(熱海ネット新聞)
写真=3月19日撮影

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