伊豆湘南道路の早期整備 齋藤栄市長らが国交省、財務省に要望

神奈川県小田原市と伊豆半島の入口となる熱海市、沼津方面の渋滞解消に向け、新たな高規格道路の整備を目指す「伊豆湘南道路建設早期期成同盟会」の齋藤栄会長(熱海市長)らはこのほど、国土交通省、財務省及び国土交通省関東地方整備局を訪ね、「伊豆湘南道路」の一掃の早期実現を要望した。神奈川・大磯町-小田原の西湘バイパスを延長する形で自動車専用道路を整備するもので、沼津市長、小田原市長、湯河原町長ら17人が同行した。
その後、勝俣孝明、牧島かれん、細野豪志衆議院議員、牧野京夫、若林洋平参議院議員が合流。国土交通省で西田昭二大臣政務官、吉岡幹夫技監、久保田誉道路局官房審議官と面談。財務省では宮本周司大臣政務官に予算獲得の要望書を提出した。

会長の熱海市長は、「小田原から沼津までの国道1号や国道 135号は雪や高波に よる通行止めや渋滞に悩まされてきたが、2018年の台風 12号では、高波に より国道 135号や熱海市の民間の道路を含め大きな被害をもたらし、この地域 の道路の脆弱性が露呈した。更に昨年の熱海市伊豆山地区で発生した土石流災 害では国道135号が約1カ月もの間、通行止めとなり公共交通機関である路線 バスも運休となるなど市民生活に重大な影響を与えている。また、伊豆湘南道路は、防災、渋滞解消に留まらず、東西の国土軸を補完する重要な役割を持つ路 線であることや伊豆縦貫自動車道と接続すれば首都圏と伊豆半島が繋がること も期待できる。現在、神奈川県と静岡県でルート検討をしているが、その後の予算の確保も引き続きお願いしたい」と強く訴えた。
同連盟は1998年に結成、毎年要望活 動を実施している。
(熱海ネット新聞)

 

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