熱海市議選(23日投開票)が告示され、立候補した現職を応援するために大相撲の元大関「把瑠都」さん(38)が熱海入り。JR熱海駅前で候補者と並び立ち、「熱海市が東京五輪でブルネイ国のホストタウンとなったように、海外諸国との経済交流をつなげることのできる大切な候補者」と紹介した。
把瑠都さんは、大相撲では「把瑠都凱斗(ばると・かいと)」の名で活躍し、大関まで昇進。角界引退後はオフィス北野に所属し、日本でタレント活動していたが、祖国エストニア共和国で国会議員になるため帰国 。2018年に与党・中央党(当時)から出馬し、国会議員として活動している。
同国は、バルト海東岸に南北に並ぶバルト3国の中で最も北の国。北はフィンランド湾、東はロシアに接し、人口約130万人。全世界無料ビデオ電話「Skype(スカイプ)」を産んだ国で知られ、ソフトウェア開発が進んでいる。
「エストニアは情報産業の先進国。熱海市の誘客や行政サービスにAIを活用することで、両市国の友好関係を深めていきたい」と外交セールス。応援を受けた村山憲三氏も「国がコンパクトだからこそ、迅速に施策を実現できる。今回のロシア軍のウクライナ侵攻でも、引き裂かれたウクライナの家族間の連絡にエストニアのITテクノロジーが貢献している。熱海市のインバウンド促進につなげたい」と感謝した。
(熱海ネット新聞)
写真=4月16日
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