
県立熱海高校の通学路を兼ねて新たな観光名所にしようと熱海市が15年かけて整備し、今年3月に完成した「さくらの名所散策路」(愛称・四季の道)で11月16日、ヒマラヤザクラが見頃を迎えた。多賀湾を背景に可憐な淡いピンクの花を無数に咲かせ、南熱海の観光関係者を喜ばせている。冬に花を付けるこの早咲きの桜は1968年に原産地ネパールのビレンドラ元国王(当時は皇太子)から桜の種を贈られ、市が丹精込めて日本一早咲きの桜に育てた。今年は例年より2週間ほど早いペースで咲き進み、原木のある熱海高校前の傾斜地、多賀中学校体育館脇、長浜海浜公園、月見ヶ丘公園でも見頃を迎えている。多賀、網代の南熱海地域では桜と紅葉が交錯、ともに楽しめる。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■南熱海の主なヒマラヤザクラ さくらの名所散策路(15本)、県立熱海高付近の傾斜地(1本=原木)、多賀中学校体育館脇(2本)、長浜海浜公園(29本)
■写真=いずれも11月16日撮影
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。