
伊豆山神社の例大祭神事の後、境内裏で鎌倉時代から受け継がれる弓馬術礼法小笠原教場の弓の儀式「三三九手挟式(さんさんくてばさみしき)」が古式にのっとり行われた。
小笠原流は、初代長清が源頼朝の弓馬術礼法の師範となり、子孫らも江戸時代まで師範として将軍家に仕えた。静岡県弓道連盟が仕切って行われ、熱海市の室伏勲さんをはじめ、介添え役も含めて群馬、神奈川、静岡などから20人ほどが参加した。
武者姿の人物が「始めませえ」と宣言し、三三九手挟式がスタート。今年も武士の礼服「直垂(ひたたれ)」などを着た10人の射手が、細かく定めた所作をこなして9間(約16メートル)先にある直径約30センチの的を正確に射、五穀豊穣(ほうじょう)や厄よけなどを祈った。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
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