熱海市、田畑浩観光庁長官から表彰 官民一体「オール熱海」評価

観光庁は10月1日、東京・霞が関の国土交通省観光庁会議室及び長官室で第10回観光庁長官表彰を行い、熱海市をはじめ、一般社団法人伊江島観光協会(沖縄県伊江村)、北九州産業観光センター(北九州市)、株式会社ぐるなび(東京都)、一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロ(和歌山県田辺市)の5団体が田畑浩観光庁長官から表彰された。

観光庁は熱海市の功績として、市長を座長とする「観光戦略会議」を設置後、官民一体の「オール熱海」での誘客が地域の魅力発信に寄与したと評価した。表彰式には齋藤栄市長とともに中島幹雄熱海市観光協会連合会会長、目黒俊男熱海市ホテル旅館協同組合連合会理事長、小松久男熱海商議所専務理事、立見修司熱海市観光建設部次長も出席した。同表彰は静岡県内市町で初めて。

表彰式後、観光庁長官をはじめ観光庁幹部職員と、受賞者との懇談会が開かれ、田畑観光庁長官らからは熱海市の宿泊客の回復及び若年層の取り込みについての評価について改めて言及があり、齊藤市長からは「オール熱海」での 取り組み、市民の協力の成果であることを強調するとともに、観光庁長官表彰が行政や観光関連団体のみならず熱海 市民全体の励みとなる旨の謝意の言葉を述べた。
(熱海ネット新聞)

 

🔶功績概要
【熱海市】 市長を座長とする「熱海市観光戦略会議」を設置後、官民一体の「オール熱海」で組織を進め、シティプロモーションや地域資源の掘り起こしを行なった結果、最盛期(500万人超)の半分以下まで落ち込んだ宿泊者数が2017年度には308万人まで増加。特に若年層の新規顧客を獲得することに成功し、ここ数年は日本人観光客が毎年10万人程度増加している。
【伊江島観光協会】体験型民泊事業。農業、漁業、三味線体験などで村民との交流の場を設ける。
【北九州産業観光センター】「産業観光」を核としたツアーの造成。ワンストップ窓口を設置。
【ぐるなび】日本最大級の飲食店検索サイト。訪日外国人向けに店舗、料理等の多言語情報発信。
【田辺市熊野ツーリズムビューロ】地域住民と連携した着地型観光。DMOの運営で欧米豪の宿泊者増。


受賞者記念撮影 (前列左から)滝久雄ぐるなび会長、古堅幸一伊江島観光協会会長、田畑浩観光庁長官、齋藤栄熱海市長、木本昭宏 北九州産業観光センター センター長 稔子田辺市熊野ツーリズムビューロ会長
(後列) 平岡観光振興部長、和田次長、高科審議官、 加藤総務課長、秋田観光戦略課長

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