
熱海市熱海のマンションや保養所などが点在する山林へ市内のある企業が「散骨場建設」を計画していることをめぐって周辺住民が猛反対している問題で、市が「散骨場転用」を認識したうえで許可していたことが分かった。20日、市は風致地区許可申請の書類に土地変更の目的として「散骨苑整備のため」などと記載されていたことを認めた。
昨年11月から12月ごろに電話で問合せあり、3月25日に申請が出され、31日に許可した。土地形態変更の目的の中に、散骨苑の苑内通路、階段整備のためなどと書かれていたが書類上の不備がなかったため、許可したという。
これに対し、周辺住民側は、設置反対の署名を集めており、今月末に市長に提出する予定。
計画では、約1690平方メートルの敷地に8000区画を用意し、1区画9万円で販売。パウダー状にした遺骨を、植物の栄養剤と水を混ぜ合わせてジョウロで散布するという。市内に在籍地がある企業側は「細かいパウダー状にした遺骨は水と一緒に地面に浸透し、風で舞うことはない」と環境への影響を否定している。
(熱海ネット新聞)
◇風致地区(ふうちちく)
都市計画法において都市内外の自然美を維持保存するために創設された制度。指定された地区においては、建設物の建築や樹木の伐採などに一定の制限が加えられる。
≪ワンポイント≫
自民党熱海創政会、公明党、爽心会、民主党・市民クラブの議員が連日、地元町内会の人たちから事情を聞いています。6月議会は当局との間で丁々発止は必至。周辺住民の反対署名は不在者を除いてほとんど集まっているそうです。
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