
さいとう栄後援会(富岡篤美会長)は6日、起雲閣音楽サロンで斉藤栄熱海市長の「2期8年の実績」と「これからの熱海市」と題して市政報告会を開いた。菊地豊伊豆市長、若林洋平御殿場市長、冨田幸宏湯河原町長を来賓に迎え、およそ250人の市民が出席。会場は満席となった。
既に次期市長選(9月7日投票)への出馬を表明している市長は「2期8年の実績」について①職員数を634人から499人に21%削減②市の不良債務(赤字)を40.9億円→6.9億円に8割削減③市の基金残高(貯金)を12.6億円→37.3億円に約25億円積み増し④当初40億円が予想された新庁舎の建設を分庁化とシステム建設で26・5億円で済ませ、浮かせた資金で新生熱海中学を建設⑤ロケ支援でお金をかけずにシティプロモーションに成功した実績を強調した。
「これからの熱海市」については、市が購入した熱海岡本ホテル跡地を「市民の集う場」として市民ホール&図書館建設を挙げ、2020年東京五輪を見据えて「日本でナンバー1の温泉観光地構想」を掲げた。具体例として①湯煙りが上がる大湯間欠泉整備②伊豆山神社の参道を石畳風に改造③江戸城を築いた石丁場跡(網代朝日山公園)の観光資源化を掲げ、「本物の観光まちづくり」を目指すという。
斉藤市長は「財政危機宣言でスタートした1期目は市の財政再建に取り組んだ。2期目は元気な経済と豊かな暮らしの実現に力を注いできた。しかし、税収減、働き盛り世代の転出といった課題が残された。3期12年やらないと市政は変わらない。熱海は池の底からようやく顔を出したところ。圧倒的な熱海をつくれるかどうか、新生熱海はこれからが正念場。もう1期やらせていただきたい」と支援を呼びかけた。
(編集主幹・松本洋二)
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