
お盆休みを熱海で過ごす観光客や別荘族がピークを迎えた13日、JR熱海駅には大きな荷物を手にした人の姿が目立ち、市中心部の道路が多くの車で混み合った。観光客らが密かに訪れていたのが、熱海梅園の中山晋平記念館。深い緑に包まれ、庭先には濃いピンクの百日紅(サルスベリ)の花。そこにジー、ジーと鳴り響くセミの声。8月も半ばを迎え、海遊びに飽きた観光客たちが、日本庭園の静かなたたたずまいの中で日常の疲れを癒している。
この記念館は、中山晋平の別荘として昭和10年に熱海市西山町の建設されたものを移築したもので、邸内には「熱海節」を作曲(作詞西条八十)した昭和初期の熱海で最初のピアノが展示されている。
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