
1987年の就航以来、27年間にわたって熱海ー初島間を運行してきた「イルドバカンス2世号」(富士急マリンリゾート)が9日、同航路から引退した。
午後3時20分発の最後の運行では島の住民が初島港に集まり、色とりどり紙テープを手に別れを惜しんだ。一方、今月16日まで開催されている「初島漁師の丼合戦」の接客で忙しい初島港前で営む17食堂、初島ピクニックガーデン、エクシブ初島クラブのレストランのスタッフたちは、近くの堤防からカメラに収めたり、大きく手を振って「ありがとう」と感謝を告げた。
19日には新高速クルーズ船「イルドバカンス・プレミア」にバトンタッチする。この間は「イルドバカンス3世号」のみの運行となり、熱海―初島航路は1日9往復から7往復に減便する。
(編集主幹・松本洋二)
【写真】西海尊志さん撮影
【写真】田中咲子さん撮影
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