
「熱海ビーチクラブ」(光村智弘代表)は9日、熱海サンビーチで3月定例会を開き、マグニチュード8.0、震度6強以上の地震と関東大震災の津波を想定して避難場所に逃げる訓練を行った。
午前11時1分、熱海市の津波訓練を知らせるサイレンが鳴ると、光村代表が津波の危険を知らせるオレンジフラッグを掲げ、クラブメンバーや子供たちを集結させ、高台にある古屋旅館前まで全員で避難した。
熱海の場合、津波の第1波が到達するのが発生の5分後とされ、高さは1~2m。9分たつとピークの波が訪れるという。そこでサイレンから9分の間に17m高い場所に避難する訓練を実施。一行は息を切らして8分で到達、安堵の表情をう浮かべてVサイン。
定例会では、恒例のビーチクリーンにはじまり、フィジカルセンス、ビーチバブル(シャボン玉)、スポーツカイト、カヌーなどのプログラムなどを行い、混流温泉文化祭に参加している若手アーティストも加わって砂浜に30m×50メートルの絵を描く「ビーチアート」も行った。
この日熱海では市内全域に「大津波警報」の訓練放送が流れ、沿岸部で一斉に津波訓練を実施した。
(編集主幹・松本洋二)
◇熱海ビーチクラブ NPO法人シップチャンドラーが中心となって子どもたちに海の楽しみ方を伝える活動を展開。毎月第2日曜日に定例会を開催。参加は無料。問い合わせは熱海マリンサービス内「熱海ビーチクラブ」事務局〈電0557(85)0330〉へ。
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